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銀河ノコモリウタ

SOUND ART BOOK 銀河ノコモリウタ Limited Edition

        「星とわたしをつなぐ音」

 

宮沢賢治をテーマに、詩人、音楽家、美術家ら総勢74人による「声」と「音楽」で綴られる未来絵巻、音の絵本。

 

宮沢賢治没後90年、「注文の多い料理店」序文より100年、

ポストパンデミックを生きる時代に「すきとおったほんとうのたべもの」とは何か?

詩人、音楽家、美術家ら日本全国15都道府県、74人の人々の「声」と

森羅万象の「音」で綴る「音の絵本」

2枚組CD付き全長3m8cmにおよぶ特装ビジュアルジャバラブック。

 

コムデギャルソンとのコラボなど、国内外で活躍する美術家安野谷昌穂さんによる手刷り木版画特製ブックスリーブケース入りの美術本仕様(一点一点版画のテクスチャが違います)

 

全ての本にはエディションNo.入り。

本は職人さんによる手貼り製本全44ページ(裏表で6m16cm)。「音」は収録に環境や温度が映り込むよう全て野外や木のホールなどでフィールドレコーディング。昨今の目まぐるしい使い捨て潮流にあらがうアナログ感に満ちたアートブックです。

 

全24トラックの解説と編集岡澤浩太郎さんによる編集後記「銀河ノコモリウタ」InnerGuide付き。

 

寄稿と朗読:管啓次郎(詩人)、柴田元幸(翻訳家)、小島ケイタニーラブ(シンガーソングライター)、辺口芳典(詩人)

 

朗読・うた:kawole

ギター:IsaGuitara

パーカッション:渡辺亮

チェロ:竹中裕深

 

朗読:ひきだりえ、有山恵子、青山千恵美、南奈緒美

 

作・著:kawole/片岡薫

美術:安野谷昌穂

デザイン:小池アイ子

編集:岡澤浩太郎(八燿堂)

発行:Musica Otras Canciones また、ある一つの音楽

 

収録地:岩手県、東京都、神奈川県、静岡県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、鳥取県、島根県、広島県、岡山県、長野県、富山県

 

 

SOUND ART BOOK「銀河ノコモリウタ」

 

DISC1 うたとことば

1.この森をぬけて

2.Latatata 鳥はうたう〜七つ森のそのひとつ「鶯宿はこの月の夜を雪ふるらし」

3.空のコラール

4.イラッサ・オレイヨ

5.かしわばやしの夜

6.森と人と精霊のまつり

7.心象スケッチ「夏と庭」

8.matataki 星めぐりの歌 children pianos

9.星を映して Reflect IWATE

10.光の翼

11.Asi muy lindo es? Sacred re-meeting

12.月夜の太鼓の手まり唄 〜あの山に光るものは(隠岐之島の手毬唄)

13.わたしがいた夢 When I was dreaming

14.ディアラヂット、星のシグナル

15.方舟 (guest: Kapiw&Apappo アイヌ民謡)

 

DISC2 ことばとおと

1.イーハトヴ童話「注文の多い料理店 」序 kono-mori-wo-nukete

「声の星座」

2.「星と渡り鳥」管啓次郎

3.「荒涼館」第一章書き出し 柴田元幸

4.「琥珀泥棒」小島ケイタニーラブ

5.「けんさんへ」辺口芳典

6.「箱庭 KENJI Bricolage landscapes」kawole

7.「あの、切り裂くような青空の下で」

ひきだりえ、有山恵子、青山千恵美、南奈緒美

8.「真空溶媒」宮沢賢治 56人のさまざまな人による朗読リレー

朗読:

管啓次郎 (詩人) kawole (歌手) 小島ケイタニーラブ (シンガーソングライター) 柴田元幸 (翻訳家) 小田原良二、平井久美子 (食堂店主) 巽好幸 (マグマ学者) 辺口芳典 (詩人) いちえ(6才) 加藤博久(ブックストア店主) 瀧山雅人 (コーヒー焙煎士) 中村佳世 (カフェ店主) 太田晴子 (アパレルスタッフ) 片岡秀晁 (父) 新居幸治 (ファブリック・アーキテクチャー) 山本直樹 (米農家) 生駒理美 (看護師) 早坂大輔 (書店主) 柴田修兵、三宅優子 (映画館運営) 市ケ坪裕子 (子どもの本屋) 島川とも子 (麦芽あめ店主) 御舩秀 (旅館業「アザリア」河本緑石孫) 吉田地子 (花療法家) 井上憲次 (映画美術) 川内まり (セレクトショップ店主) 片岡美津代 (母) 實政奈々美 (染織作家) 鈴木潤二 (美容師) 森テツヤ (書店主) 山西康司 (芦屋神社宮司) 上田久美子 (脚本演出家) 大河真弓 (漁業) アーサー・ビナード (詩人) ミシマショージ (パン職人) 菊池純朗、洋子 (カフェ店主) 岡澤浩太郎 (編集者) 中原誠 (家具職人) 大竹央祐 (建築写真家) 武谷圭祐 (グラフィックファシリテーター) 、アンナ (気候金融コンサルタント) 的川英嗣 (茅葺職人) NeccoKanako (絵本作家) 早川幸太郎、由美 (百姓) 友金陽治 (林業)、千恵美(デザイナー) 岩崎勇(炭焼職人見習い) 、智恵(黒文字製品製造販売) 大前公子 (工芸店主) ニコラ・リバレ (イベントプロデューサー) 南部望 (社寺仏閣授与品企画) 南部白雲 (木彫刻師) 松井紀子 (絹織物業) 宮澤香帆 (小学校教諭・宮沢賢治曾姪孫) (朗読順)

 

9.「どんぐりと山猫」field recorded at 六甲山

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kawole/歌手

プロジェクト主宰者。歌手。

歌い継がれるもの、語り継がれるものをテーマに日本(主に生まれ故郷である奈良)や、南米先住民に伝わるカント・コン・カーハ(手持ちの太鼓と歌う古代歌)などに取り組む。2018年より宮沢賢治朗読音楽会を開催、美術家や音楽家らと共に宮沢賢治作品に織り込まれた「人と宇宙」の音と言葉を、体感的に表現し続けている。

管啓次郎/詩人

明治大学教授。『犬探し/犬のパピルス』(Tombac)をはじめ7冊の詩集を発表している。『斜線の旅』(インスクリプト)で読売文学賞受賞。パティ・スミス『Mトレイン』(河出書房新社)ほか翻訳書多数。東日本大震災後、古川日出男、小島ケイタニーラブ、柴田元幸とともに朗読劇『銀河鉄道の夜』を制作、各地で上演。今春、その最新ヴァージョン『コロナ時代の銀河』が、監督・河合宏樹、音楽監督・川島寛人の映像作品として配信された。

柴田元幸/翻訳家

1954年生まれ、翻訳家。アメリカ小説の翻訳多数。主な訳書にマーク・トウェイン『ハックルベリー・フィンの冒けん』(研究社)、ポール・オースター『幽霊たち』(新潮文庫)、スティーヴン・ミルハウザー『イン・ザ・ペニー・アーケード』(白水社)など。文芸誌『MONKEY』(Switchパブリッシング)責任編集。

小島ケイタニーラブ/シンガーソングライター

「NHK みんなのうた」に書き下ろした楽曲『毛布の日』をはじめ、物語性のある歌詞が特徴。朗読劇『銀河鉄道の夜』をはじめ、音楽と朗読とのコラボレーション活動を積極的に行っているほか、2017年、18年に物語のフェスティバル『マンモススクール STORYTIME in NARA』のステージスーパーバイザーも務めた。

辺口芳典/詩人・俳優

1973年大阪阿倍野生まれ、新世界の下町で育つ。nobodyhurtsから「女男男女女男女女女男女男男女男女女」を出版。ドイツ、デュッセルドルフのゲスト・アーティストとして選出され「ANTI FOTO」「Photo Battle」に参加。アメリカ、シアトルのChin Music Pressから「Lizard Telepathy Fox Telepathy」、edition.nordから写真集「mean」を刊行、翌年にブルノ国際グラフィック・ビエンナーレ入選。大阪此花区の六軒家川を写した「peels」(edition.nord)、ForgetPublishingから「水の家」刊行。

渡辺亮/パーカッショニスト

1958年神戸市生まれ、武蔵野美術大学卒業
在学中よりブラジルのパーカッション・創作楽器を中心に音楽活動を始め、数多くのレコーディング、コンサートに参加する。東京学芸大学非常勤講師。ソロアルバムに「ウォレス・ライン」「モルフォ」、著書に「レッツ・プレイ・サンバ」(音楽之友社)がある。自己の活動として、美術と音楽が共存できるプログラム「音と妖怪」「美術と音楽」を主催している。

安野谷昌穂/美術家

1991年兵庫県生まれ。日本を拠点に国内外での個展開催やグループ展に参加するなど精力的に活動中。「COMME des GARCONS」「ZUCCa」などとのコラボレーションワークを数多く発表。16年にはシンガポールのデザイナー、テセウス・チャンとドイツのSTEIDL社が手がけたアートブック『STEIDL – WERK No.23:MASAHO ANOTANI “DEFORMED”』でフィーチャーされる。

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◯◯Sound&Art Book「銀河ノコモリウタ」◯◯

宮沢賢治の物語と、音楽と歌がぎっしり詰まった2枚組のCDブック制作プロジェクトです。

詩人、音楽家、美術家のみなさんとつくりあげる、未来への”音の絵本"。

この一年半にわたるコロナ禍、

環境変容時代の中で自然と人との関わりをもう一度足もとから見つめ直したい、

"すきとおったほんとうのたべもの"を形にして届けたいという願いから生まれようとしています。

 

こんな音のえほんになる予定です。

ディスク1「うたとことば」
この森をぬけて
七ツ星のそのひとつ「鴬宿はこの月の夜を雪ふるらし」より
空のコラール
ディアラヂット、星のシグナル
イラッサ・オレイヨ(森と人と精霊のまつり) ほか

ディスク2「ことばとおと」
「注文の多い料理店」序(kono-mori-wo-nukete)
「どんぐりと山猫」
「狼森と笊森、盗森」
「声の銀河」”ひととひとがつなぐ声の星座”
詩人管啓次郎/詩と朗読 

朗読と歌kawole

ギターIsaGuitarra

パーカッション渡辺亮

チェロ竹中裕深 ほか


詩と朗読 管啓次郎
「声の銀河」

管啓次郎

柴田元幸

小島ケイタニーラブ

辺口芳典ほか 


ブック・アートワーク、総合美術 安野谷昌穂

この作品はクラウドファンディングのページからご購入いただけます。

(2022.9/30 13:00〜スタート、終了は2022.11/28です。これ以降は特典付き購入はできません。限定数のものも)

https://camp-fire.jp/projects/view/485253

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今年は宮沢賢治生誕125年、また没後88年です。そして偶然にも岩手花巻と神戸が航路(フジドリームエアラインズ)で繋がりました。
震災や自然災害を共に経験した花巻と神戸。
 

賢治のイーハトーブへの想いをわたしの住む神戸から、わたしたちが本当に見たい世界を考え、感じるきっかけになればと願っています。

ポストパンデミックに向けての新たな生き方の指針になることを願ってやみません。

11/3には「音・声・ことば 新たなつながりを求めて」のシリーズで、神戸市外国語大学の講演会で登壇させていただきます。

​また11/22には岩手より賢治の大甥である宮沢和樹さんの講演も。

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